こんにちは、心理カウンセラーの松和平(まつわへい)です。
私自身、子どもの頃から、
他人の目を気にして感情をおさえこむ、
受け身で自分がない、
他人と比べ劣等感を感じる・・・など、
さまざまな悩みを抱えていました。
社会に出てから、その気質は強化され、苦しい負のループに陥ってしまうことも多々ありました。
心理療法を研究し、実践を継続したことで長年の負のループから抜け出すことができました。
この経験をもとに、独自のメソッドを開発し、現在は、プロのカウンセラーとして活動をしています。
主に、月曜日の仕事が憂うつなまじめで頑張りすぎな方対象に、過剰適応・適応障害の予防・改善のためのカウンセリングを行っています。
過去の私のように仕事や職場にうまく適応できずに苦しんでいる人を減らし、「いつも心地よい気分で、機嫌よく、『本当の自分』で生きている人」を一人でも増やしていきたい!という思いで日々活動中!
もう少し詳しいプロフィールを知りたい方は、そのままご覧ください。
悩み解決にはカウンセラーとの相性が大切
心理カウンセリングを受けて悩みが解決するかどうかは、クライアントであるあなたと心理カウンセラーである私との相性が非常に重要なポイントとなります。
私がどのような悩みがあり、どのような経緯で悩みを克服しカウンセラーになったのか、興味のある方はぜひご覧ください。
少しでもあなたのご参考になれば幸いです。
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目次
いい子ちゃんで、
自分の感情を出さず受け身の子ども時代
とにかくいい子ちゃんで、まわりの期待に応えようとしていました。
性格はひかえめ。
他人の目を気にして、自分の気持ち(やりたいこと、ほしいものなど)をおさえてしまい、「どう言ったらまわりは喜ぶか」「どのようなことをまわりは求めているのか」を常に考え、自分がない子どもでした。
例えば、
弟が、プレゼントにほしいものを聞かれ、「自転車がほしい!」と言ったときに、「値段の高いものは言ってほしくないと思っているだろうな」と思って、「(本当は自分もほしかったけど)それは高いよ!」と怒ったり、外食の際には、「(本当はステーキが食べたいけど)高いからやめておこう」などと、小さな日常的なことで、自分の感情をおさえてしまっていました。
また、
親が過保護で、何事も自分でやる前に親にやってもらうことも多く、このときから受け身の姿勢が作られてきました。
小学校の宿題も親に手伝ってもらっていて、あるときは、クラスで歌をつくることになり、歌詞制作が宿題に出されたことがあったのですが、親に手伝ってもらったものが選ばれてしまい気まずい思いをした記憶もあります。
まじめで神経質、劣等感に苛まれる・・・
でも変わりたい学生時代
中学時代はかなりまじめで、
「なんでもちゃんとやらないとダメ!」という気質が強まりました。
「どんなに小さな道の信号で何にも通ってなくても信号無視をしない」
「多少体調が悪くても学校や部活を休まない」
「整髪料も体に悪いと聞いて、つけない」
など、神経質で日常に余裕がない感覚で過ごしていました
高校では、野球部に入りました。
レギュラー争いするチームメイトが、良いプレーをすると、「うまくいってほしかくなかった」という感情が出てくるのですが、その感情を押し込んで、うれしそうにふるまう。
「そんな感情がわくのはよくない」と自分を責め、自分を否定して、自己嫌悪に陥る。
そんなことの繰り返しで、まったく自信が持てず、劣等感に苛まれていました。
「そんな自分を変えたい」
と思うようになり、自己啓発の本を読み始めるようになります。
「読んだら元気になり、何にでもなれる気がする」
そういう気持ちになって、学校に行くのですが、現実の日常は変わらない。
「現実で、劣等感や自己嫌悪に苛まれる」→「本屋に行き、自己啓発の本を探しては読む」→「元気になる」→「だけど現実は変わらず落ち込む」・・・
負のループに陥っていました。
弟に、「そんな本ばかり読んで、現実が楽しくないのか」と言われたほどです。
就職するも、
職場で強烈な劣等感を抱く
大学卒業後、教育関連の会社に就職しました。
ここでも、これまでのまじめで神経質な性格や他人軸で周りの目を気にし、
劣等感に苛まれ、負のループに陥ってしまう気質が強化されます。
先輩や上司に気後れしてしまったのはもちろん、同期に対しても、「自分より仕事ができる」「自分より頭がよい」などと比較してしまい、仕事をすることに、強烈な劣等感を感じるようになりました。
「自分の意見を言っても、馬鹿にされるのではないか?」
「仕事を頑張っても、うまくいかなかったら笑われるのではないか?」
まさに他人の目を気にして仕事をしていて、できない自分を知ることが怖くて、本気で頑張ることができなくなっていました。
負のループで、
自己肯定感が下がっていく日々
職場でも、周りの目が気になり、「ちゃんと応対できなかったら怖い」と電話も出たくないくらいでした。
また、
これまでの人生では、受け身で、自分の思いや感情を主張してこなかったので、自分のアピールの仕方がわからない。
自分は「何が得意で何が強みなのか」もわからない。
仕事ではやってきたことをうまくアピールできず、頑張っても、評価も上がらない・・・
そんな自分が嫌で、何とかやろうとするのですが、できないことも多く、「やってもできない」→「より自信がなくなる」という負のループで自己肯定感が下がっていく日々。
できない自分、弱い自分を受け入れることができずに、「今は常に途中」という感覚で、今を生きていませんでした。
日常に満足ができずに、毎日を生きていました。
ときには、「頑張って何かを成し遂げれば自分は変われる」と思い、例えば、英語学習など、気持ちが盛り上がり「頑張ってみよう」となるときもあるのですが、長続きせず、結局変われず、やっぱり変われないで、自信をなくしていきます。
「こんな自分でいいのだろうか」
一歩踏み出したことで変化の兆しが
こんな状況の中でも「変わりたい」という思いは残っていて、藁をもすがる思いで、人生初めて心理カウンセリングを経験しました。
「何を話せばいいのか」
「本当に変われるのだろうか」
さまざまな不安はありましたが、とにかく勇気を出して一歩踏み出してみました。
自分の過去を吐き出したり、ワークをしたり、さまざまなことを行いました。
カウンセラーは、私の話を熱心に聞いてくれて、とても話やすい雰囲気でした。
「こんなことで変われるのだろうか」と思っていたのですが、自分自身のことを話し、改めて自分の感情や考え方を整理したことで、楽になる感覚がありました。
自己啓発の本を読んだ後の「一時的な高揚感」とは違い、「安心感」というイメージが近かったと思います。
効果を実感し、「心理療法はすごいぞ!」と、
このときはじめて、心理学を学び実践していくことに興味を持ち始めました。
その後、ビジネス現場での心理学やキャリアなどについて学び、実践していく中で、自分自身を少しずつ変えていくことができてきました。
仕事でも、人と比べたり、劣等感を感じたりすることはあったのですが、その状態を客観的にみることができるようになっていて、以前よりも「少し楽になった」という感覚だったと思います。
天国から地獄へ。
楽になったのもつかの間、負のループに逆戻り
自分を客観的に見ることができるようになり、仕事も「少し楽に感じる」ことができるようになっていた頃に、古巣の部署に転勤となりました。
社会人のスタートは営業の部署でしたが、その後、何度かの異動を経て、あの強烈な劣等感に苛まれた古巣の部署に10年ぶりくらいに戻ることになったのです。
その部署に戻ってきてみると多くの同期や後輩が出世していました。
入社当初の苦い記憶が思い出されるうえに、それ以上に、出世している同期や後輩に引け目を感じることが増え、強烈な不安を感じていました。
「ああ、まだ変わりきってなかったんだ・・・」
以前、はまっていた負のループが復活です。
仕事を頑張っても、周りと比較して自信を持てない、自分をうまくアピールすることもできず、会社からの評価が高まらない。
「頑張る」→「うまくできない」→「評価されない」→「自信をなくす」
というような負のループに再び陥ってしまいました。
カウンセリングで楽になった経験を思い出し、
本格的に研究を開始
うまくいきつつあったのに、天国から地獄へ急降下。
そんなときにふと、カウンセリングで楽になった経験を思い出しました。
10年ぶりの元部署への転勤のインパクトが大きすぎて、この時期は、心理学の学びや実践がまったくできていませんでした。
あの頃感じた「安心感」を得て、人生好転させていくためにも、やはり心理学の学びや実践は必要だと決意し、より本格的に研究を始めました。
この決意が人生好転のきっかけだったと思います。
学んだことを実践することで、
自分の心持ちが変わり、周りの目が少しずつ気にならなくなり、他人との比較ではなく過去の自分との比較をするようになっていく。
また少しずつ、うまく回り始めてきました。
弱い自分を受け入れ、
一歩踏み出したことで日常が変わっていく
その頃職場で、朝礼のときに、3か月に1回程度、全社員の前で、自由なテーマでスピーチをする行事がありました。
私は、思い切って、毎回そこで、学んで実践した結果を発表するようにしました。
それを聞いた職場のメンバーから、「面白かった」「勉強になった」「悩み解決に役立った」など反応があり、少しずつ自信がついてきて、日常に「楽しい」「充実」などの時間が増えてくるのを感じていました。
日常での思考・感情・習慣を少し変えることから始めて、その経験を周囲に発信するなど、勇気を出して一歩踏み出すことで、日常が変わっていく。
これまで、
受け身で自己肯定感が低く、負のループにはまってしまうのは、できない、弱い自分を受け入れることができず、うちに閉じこもってしまっていたことだと気づきました。
現実は多忙の毎日なので、時間がなかったり、疲れてしまったりすると、やはり人の目が気になってくることや、他人と比較してしまい負のループに陥ってしまうこともありました。
ただ、これまでと違い、
「上がったり下がったりしながら、少しずつ上昇している。確実に変わってきている」
という手応えがあり、
「たとえ下がっても自分で上げることができる」
という自信のようなものもついてきている自分に気づきました。
負のループに陥り、
悩み・苦しんでいる方に変わるきっかけを
35年間、幼少期から悩んでいたことがようやく晴れてきました。
変わりたいと思い続けて、ようやく変われた自分がいます。
この経験をもとに、独自の「自立型メンタルカウンセリング」を開発。
現在は、プロのカウンセラーとして活動をしています。
「このままでいいのだろうか」
と悩み、苦しんでいる方に伝えたいことがあります。
それは「人はいつからでも変われる」ということです。
今の自分を受け入れ、思考・感情・習慣を少し変えて、一歩行動する勇気を持つことができれば。
負のループから抜け出し、本当の自分を生きていきましょう!
かつての私と同じように、
「他人の目を気にして感情をおさえこんでしまう」
「人と比べて劣等感に苛まれている」
「ずっと受け身で変われない」
「頑張ってもうまくいかない」
・・・
そんな方々が、「自立型メンタルカウンセリング」
を体験し、「変化」していく姿を近くで見られることは本当にうれしく思います。
これからも私自身、
人に変わるきっかけを与え続けることができるよう自分の弱さを受け入れ、学び続けていきたいと思っています。